車載式炭化処理装置の概要(8㎡)
移動設備
- トレーラー移動方式:
トラクター(レンタル)牽引トーレラー移動方式
- 道路交通法適合:
コンパクト炭化装置、シンプルでメンテナンスが容易
(付帯装置:発電機、操作盤、燃料タンク)
- トレーラーを搬入・設置で作業可能、
1次電気工事および基礎工事、設備据付工事不要
炭化装置概要
機 種 型 式 |
KAT-8000 |
外 寸 |
7,200L×2,500W×2,900H |
処 理 時 間 |
約3~4時間(冷却時間を除く) |
炭化室内寸 |
(1,500L×1,800W×1,500H)×2基 |
炭化室容積 |
8㎥(4㎥×2基) |
使 用 燃 料 |
灯油(LPG) |
炭化装置: 燃焼室、熱流路式加熱冷却室、炭化室で構成
<炭化温度: 300℃~1,000℃>
付帯装置: 発電機、制御装置、燃料タンク、コンテナBOX
※トラクターは別
炭化処理能力
- 処理能力:4バッチ/日(24時間)
・工程:(乾燥~熱分解・炭化・冷却)
4~6時間で再資源化
・炭化物投入方式: 三段式炭化コンテナBOX
- 対象廃棄物: 高含水廃棄物を含む有機系廃棄物等
・畜産関係廃棄物(牛豚糞尿・鶏糞)
・水産関係廃棄物
・生ごみ・食品系廃棄物
・木質・竹質未利用バイオマス
・感染性医療系廃棄物
・移動禁止廃棄物(外来種、家蓄伝染病関係物)
運用メリット
- 乾燥~熱分解(炭化)工程のバッチ処理により、低コストで炭化(再資源化)を実現。
- 排出現場近くでのオンサイト処理により炭化対象物の処理現場までの運搬費を大幅にカット。
- 地域性・季節性、量的変動の大きいバイオマス資源等を、その処理規模と時期に応じた巡回移動処理と高稼働率を実現。
- 廃棄物処理・処分する場合、70~80%程度の減容・減量化により、廃棄物処理経費(収集運搬費・処分費)を大幅カット。
炭化技術
前処理乾燥設備・バグフィルター・二次燃焼炉不要
- パッチ炭化方式で炭工程
<乾燥-熱分解・炭化・冷却>を全自動制御操作
- 炭化対象廃棄物静置により“煤塵”の発生無を実現
- 炭化室の高気密化無酸素状態により“DXN”“臭気”を燃焼室処理
新開発熱流路構造により急速炭化熱流路(加熱・冷却)方式の炭化装置
- 炭化室加熱は乾留ガスと灯油を混合燃焼/熱ガス/熱流循環の間接加熱
- 炭化室5面に熱風(熱ガス)を循環させた熱流路流体構造
- 炭化室設定温度まで昇温~炭化~冷却まで自動運転
- 炭化温度50℃~約1,000℃まで設定可能
乾留ガス全量燃料化
- 乾留ガスコントロール装置を開発、炭化過程で廃棄物から発生する乾留ガスを100%燃料化
乾留ガスの燃料比率
木質等炭化:約30~40%程度
鶏糞炭化:約50~70%程度
多種多様な廃棄物に対応炭化技術の確立
- 各種廃棄物に対応するハード技術&炭化室の気密性とコンテナBOX
- 各種廃棄物に対応する自動制御プログラムの確立
【熱分解炭化】
炭化室5面に配した熱流路により効果的な熱交換を実現(特許技術)
炭化室内を設定温度まで昇温
乾留ガスを燃料として燃焼
冷却工程
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